’10・ 大菩薩嶺登山


〜 上日川峠 − 福ちゃん荘 − 大菩薩峠− 大菩薩嶺 − 唐松尾根 〜
'10/04/25



 スキーシーズンも終わり、ついに山病が発症。
シーズン初の足慣らしと、先週買った妻の山靴の慣らしも兼ねて、お手軽登山に行くことにした。
場所は超お手軽百名山、「大菩薩嶺」(2057m)。

6:30
横浜自宅を出発。


8:00
勝沼インターに到着。

あまりの南アルプスの美しさに、農道脇展望台に車を止め、見入る。
勝沼の市街越しに白根三山が輝く。
双眼鏡で覗く妻。

 

 

白根三山ズーム。
右から北岳、間ノ岳、農鳥岳と続く。
3年前、登山始めた年に北岳〜間ノ岳のあの稜線歩いたな〜。
3000mの尾根歩き。最高の景色でした。
※その時の記録

 

 

塩山から大菩薩に向け県道を上って行くと、麓では完全に散ってた桃の花がまだまだ見頃。
真っ青な空に桃のピンクがよく映える。

 

 

桃越しの白根三山。

 

 

桃の花アップ。

 

 

足元には菜の花の黄色い絨毯。くさいくさい。(^^ゞ
菜の花アップ。

 

 

9:40
上日川峠駐車場に到着。

10:00
準備後、出発。
ここは約1600m。大菩薩嶺は2057mなので、標高差は約500m。
今朝も冷え込んだ様で、登山道脇は霜柱がびっしり。
もうしばらくすると、ぬかるんで滑りそうなのが容易に想像できる。

 

 

10:20
福ちゃん荘に到着。

 

 

福ちゃん荘からはコースが二手に別れる。
時計回りか、反時計回り。
俺らは眺望広がる表登山道から登り、下りに唐松尾根を使うことにした。(反時計回り)

 

 

春になり、小鳥もチュンチュン大忙し。
頭の上にかわいいヒガラが留まる。

 

 

真っ白に輝く雄大な富士を望みながらの登り。
シロップかけたらウマそうだわ。

 

 

木漏れ日の中、よく整備された歩き易い登山道を進む。
これこれ、このキンと冷えた空気。山にキタ〜感で満たされる。

 

 

今朝の冷え込みでコケから氷柱が。
ポキッと折って、ひと舐め。(^^ゞ

 

 

11:10
大菩薩峠に到着。
江戸以前 、甲斐の国と、武蔵の国を結ぶ、青梅街道の最大の難所。
大菩薩嶺ピークは更にここから尾根を約40分ほど歩く。

 

 

大菩薩峠で頂くカップヌードルは格別。(^^♪

 

 

尾根を行く。

 

 

大菩薩峠を振り返る。

 

 

尾根からは麓の甲州市街と、南アルプス、そして富士が一望なのだが、午後になり雲が出てきて、南アルプスと富士は雲の中へ。残念。(T_T)

 

 

雄大な笹原に伸びる尾根道を行く。

 

 

4月なので枯れた笹原だが、これが緑一面だときれいだろうなー。
またグリーンシーズンにちょこっときてみたい。

 

 

歩いてきた尾根道を振り返る。

 

 

2000mを超えると、さすがに気温もかなり低く、2〜3℃くらいか。
木々の先に氷柱が出来て、キラキラ光る。
一度溶けて、気温が下がらないとこうはならないだろう。

 

 

木の枝も氷でパック。
雪でなく、氷。あまり見たことない現象だわ。
これって昨日降った雨が、過冷却状態だったってこと?

 

 

12:20
雷岩に到着。
南アは既に雲の中。

 

 

富士もかろうじて、頭だけが雲の切れ間に見える。
よく見ないと、雲と見間違える。
眼下には上日川ダム。

 

 

大菩薩嶺は雷岩から10分ほどのところ。
2000m以上になると、昨日の雪がまだ残る。

 

 

12:30
大菩薩嶺(2057m)に到着。
えっ?これですか?景色は? 周りを木々に囲まれ、まったく眺望利かず。
ショボ過ぎる〜。
即引き返し、眺望広がる雷岩へ。

 

 

12:40
下山開始。帰りは唐松尾根を下る。

シーズン初の本格下りで、途中膝が痛くなる。(>_<)
ストックを持って行ってたが、先シーズンからそのままで全く手入れしてなかったので、ポール内に入った砂が固まり、上手く自分の長さで固定できず、使えず。
ちゃんと手入れはしましょう!!反省。(^^ゞ

13:45
上日川峠駐車場に到着。

ガッツり登りたい時には全然物足りないが、シーズン始め、靴慣らしにはもってこいの山だね。
たった1時間半の登りで、雄大な景色を見ながらの尾根歩きを楽しめ、しかも百名山。
初心者にはまじオススメです。(^_^)

下山後、大菩薩の湯へ。

 

 

帰りは御坂峠を超え、富士五湖方面へ。
先週忍野へ桜を撮りに来たが、今年はやはり例年より10日前後遅く、まだまだ2分咲き程度だった。
今週ならちょうどいいかも、と思って再び忍野へ来たって訳。(^^ゞ

17:00
忍野八海に到着。

桜は8〜9分咲きでいいんだが、さすがに日が傾き、十分な光量がない。
周辺は暗くなる一方で、富士は真っ白で十分明るい。
露出、超難しいです。(~o~)
思った通りに撮れません。
そう考えると、人間の眼ってすごい万能なんだね。

 

 

スイセンも咲き、まさに春の小川なんだけど。。。

 

 

富士の伏流水が流れる川にかかる橋。
忍野八海と言うと、みんなあっちの湧池の方に行くけど、俺はこっちの静かな小川の方が好き。
特に今の桜の季節なんて最高。
ちょこっと歩けばこんなすばらしい景色に出会えます。

 

 

富士をズームすると、山頂付近は雪煙が上がるくらいの暴風。
まるで噴煙を上げてるかのよう。

 

 

カメラマンも少なくなり、静かになった小川。
相変わらず富士だけ明るく、超難しい。

 

 

桜に包まれる小川。
富士には笠雲が出来そうな気配。

まだ富士には日が当たっている。
もしかしたら間に合うかも?
慌てて忍野八海を後にし、山中湖のパノラマ台へ向かう。

 

 

18:20
パノラマ台に到着。

しかし、残念ながら夕日には間に合わなかった〜。(T_T)

帰りはお約束の東名大和トンネル大渋滞。その距離何と40km。(@_@)
ホントかんべんして欲しいです。
クソ高速政策。
1000円高速、2000円高速、無料化、こんなアホ政策あるかいな。
ちゃんとお金払うから高速道路にしてください。

晩飯後、20時に御殿場インターから入り、自宅には22時に到着。

 ’10.04.27記



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