’09・ 奥鬼怒「加仁湯」温泉旅行


〜 半月山 − 龍頭滝 − 光徳牧場 − 山王林道 − 加仁湯温泉 〜
'09/10/03
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<プロローグ>

  先週の北海道旅行の一大イベントが終了し、少し疲れ気味。f(^_^)
今週末は山の紅葉はピークのようだが、山行は止めてのんびり温泉に行くことにした。

特に秋に渋滞がひどい中央道、関越道は避け、比較的スムーズな東北道沿線の近場で検討開始。
紅葉&鄙びた秘湯温泉でまず思いついたのは奥鬼怒温泉郷。
車で行ける女夫淵温泉までは何度か行ったことがある。
しかし先の奥鬼怒温泉郷までは宿泊者のみ送迎バスがあるが、日帰り温泉客は往復2時間歩かなければならない。
当時はまだ山男じゃなかったから、2時間も歩くなんて俺には無理、と未踏の温泉であった。
温泉宿は「加仁湯」と「八丁の湯」の2軒。
どちらか迷ったが、白濁の湯の「加仁湯」に決定。早速電話予約。(^o^)


<1日目>

 今日は一般旅行者だ。ザックは必要ない。普通の旅行かばんに着替えを詰め込む。
軽〜。何だか久々な感覚。(*^^*)
横浜自宅をゆっくり7時半に出発。
首都高、東北道を快調にドライブ。いつも前日夜出発か、日の出前出発なので、行きに明るいことが超新鮮。f(^_^)

日光からいろは坂を登る。この辺りの紅葉はまだ早い。
中禅寺湖畔には10時半に到着。
ここ湖畔はそろそろ紅葉見頃。
やはり今年は早い。例年だと10月中頃だが、今年は第一週。
1週間から10日は早いね。

まずは半月山展望台へ。
湖畔から登って行くに連れ、更に色付きが鮮やかに。
南側の足尾銅山方面は紅葉鮮やか。赤、黄の原色が眩しい。

 

 

中禅寺湖に伸びる八丁出島の色付きはさすがにまだまだ早く。

 

 

美しい山容の男体山。
まだ登ったことはないが、湖畔からの直登はキツそうだ。

 

 

湖畔に下り、ランチは湖畔の洋食屋さん「メープル」へ。
メイン通りはそばやらうどんやらばかりで、今はそんな気分ではなく、ふらっと入りました。
観光地価格で予想以上に値が張ったが、ハンバーグと豚肉ソテーを注文。妻はデザートにチーズケーキ。
ハンバーグは肉汁たっぷりジューシーで分厚く、激ウマ。

 

 

ソテーもカリッと焼き上げられた表面で、中にうま味が閉じこめられ、これもまた美味。

 

 

本格暖炉もあり、食べながら湖と男体山も見れ、なかなか満足のランチでした。

 

 

お腹も満たされ、次は定番スポットの龍頭ノ滝へ。
この時期にしてこの鮮やかな色付き。
きれいです。

 

 

今回カメラはIXYのみ。
なので、こう言う写真はPLで反射を抑えたいのだが仕方ない。


しかし空いてます。紅葉の週末とは思えません。
いろは坂、湖畔道路、龍頭ノ滝、どこも普通に動けます。
今週は連休に挟まれた週末で、しかも紅葉がここまで早いのを山やらない一般人は知らないだろう、なので多分空いてるんでは!?との予想通り。
快適な奥日光を過ごせました。

 

 

龍の背中。大きな岩肌をなめる様に流れる。

 

 

戦場ヶ原の草紅葉はもう遅く。
色あせて黒くなってました。

 

 

戦場ヶ原から光徳牧場へ。
奥日光に来ると、美味しい牛乳を飲みに必ず寄るところ。
牧場には牛、馬が放牧され、そぐ傍で触れられます。

 

お前触るの止めなさい。牛の息って超クサイんだよ。
車に乗せないぞ。(^-^)

 

 

一杯¥150の牛乳。
ちょっと高い気もするが、超濃厚で、病みつき〜。(^o^)

 

 

光徳牧場から山王林道へ。
まさにドンピシャ紅葉ピーク。
赤、黄、緑色鮮やかさに、何度も車を止めシャッターを押す。
通る車もほとんどいない。のんびり超低速ドライブ。

 

 

昔来た時は途中から未舗装砂利道で苦労しましたが、今は全線舗装され快適に川俣に抜けられます。
日光からこの林道通って川俣へ。女夫淵温泉でひとっ風呂浴び、川俣ダム、川治温泉、鬼怒川温泉通って、今市へ。
昔千葉に住んでた頃によく行った、秋のお気に入りドライブコースです。

 

 

お決まりのアングルで。
正面は燃えるような赤。

 

 

川俣に抜け、更に細い道を山に向かい、女夫淵温泉には2時過ぎに到着。
無料駐車場に停め、ちょうど来ていた「加仁湯」と書かれた送迎バスに乗り込む。
乗り込む際に名前を聞かれ、本日の宿泊者リストでチェックされる。
こりゃ日帰り客は無理だわ。
行きは宿まで紅葉の中をゆっくり歩いて、と考えていたが、まだまだこの辺りは紅葉には早く、つまらないのでバスにした。

 

 

未舗装の悪路を揺られること30分。
山の中にポツンと立派な建物が見えてきた。
秘湯、鄙びたとはちょっと縁遠い、近代的な立派なホテル。

 

 

チェックイン後、部屋に案内される。
新館の最上階で、渓流に向いた部屋からは対岸の紅葉が眩しい。

 

 

左下遠くを見ると、渓流沿いに大きな混浴露天風呂が丸見え。
野趣いっぱい、開放感いっぱいのいい感じの風呂だ。
そこ以外にも風呂がいっぱい。まさに温泉天国だぞ。

 

 

早速温泉へGo!
まずは混浴の第三露天へ。
青っぽく白濁した大きい露天。硫黄の香りと渓流の音がまたいい。
他に数名のおじさん、1組のファミリーがいたが、湯が白濁なので女性も安心して入って来れる。
気持ちいい〜。(^o^)

次はロマンの湯へ。
こちらも混浴露天だが、異なる源泉毎に小さく4つに仕切られた湯船がある。
温度が高かったり、低かったり、色が白濁であったり、透明であったりと、それぞれ特徴があり、なかなかおもしろい。

いろんなお湯に夢中になり、時間を見ると5時ちょい前。
貸し切り風呂の予約を5時からにしてたんだ。
あかん。のぼせる〜。
3時半から6時までずーっと温泉入りっぱなしでした。f(^_^)

フラフラになって部屋に戻ってくると、落ち着く暇もなく夕食の案内。
忙しすぎる〜。(+_+)
皆さん、温泉は程々にネ。

 

 

汗引く間もなく大広間へ。
山の幸、川の幸のごく普通の料理が並ぶ。
目で味わう、口で味わうより、俺は腹で味わう派。
どっちかと言えば、小鉢いっぱい細々した上品な料理より、焼き肉定食、生姜焼き定食とかの方が好き。
多分この料理だけで4〜5000円でしょ。これを何タラ定食にすれば3000円は宿代安くなるのに。
夕食の選択支を増やしてくれないかな〜。f(^_^)

夜、静かになった第二露天風呂へ。
途中湯船に浸かってると、おばちゃん二人組がタオルを巻いて入って来ようとしたが、俺が入ってるのに気付き、慌てて浴衣を着て出て行きましたわ。
そんな、誰もおばちゃんには興味ありまえへんって。
その後結局誰も来ず、大きな露天を二人占めできましたわ。

 

 

<2日目>

朝7時過ぎに起床。
朝飯は7時半。
ごく普通の朝飯が並ぶ。

帰りの送迎バスの時間は9時と11時。
さすがに9時はもったいない。なのでゆっくり温泉入って、周辺散策して11時のバスに乗ることにした。
朝食後、早速朝風呂へ。
俺は昨日最初に入った第三露天、妻は女性専用第一露天へ。
キラキラ太陽と澄み切った青空。風に揺れる紅葉。
最高の朝風呂です。

 

 

10時にチェックアウト後、周辺を散策。
橋から加仁湯を望む。
渓流沿いに佇む一軒宿な雰囲気。

 

 

この辺りの紅葉は美しい。
緑に赤。やはりきれいな配色だ。

 

 

川を上流に歩いて15分程行くと、日光澤温泉が現れた。
まさに山小屋。田舎の学校舎って感じで、鄙びた感いっぱい。
番犬のチャングがポツンと超可愛い。 (^-^)

 

 

カワイイ〜。姿勢いいね〜。
人懐っこく、帰り際も寂しそうな声を眼差し。
連れて帰りたいくらい可愛かったよ。

 

11時の送迎バスで車に戻り、帰りは霧降高原の大笹牧場に寄って再び牛乳を飲み、東北道から帰路へ。
全く渋滞なく、 6時ちょい前に帰宅できました。
やっぱ、東北道は渋滞無しでいいね。

 

 ’09.10.16記



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