残雪と新緑の谷川岳登山、利根川ラフティング |
'09/05/23-24 |
5/23(土) 〜1日目〜 |
天気も期待できそうになく、朝はゆっくり6時に出発。 案の定、関越道三芳PA辺りで数キロの渋滞に巻き込まれるも、9時に谷川岳ロープウェー駐車場に到着。 月夜野辺りまでは晴れていたが、山が近づくに連れ雲行きが怪しく、やがて小雨に。まるで冬のような天気。(ToT) |
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いつもなら、天気が悪いと山頂からの景色が見れないので中止するのだが、今回は、シーズン始めのトレーニングが目的なのと、天神尾根からの比較的簡単なアプローチなので、カッパを着て決行した。
ロープウェーに乗り、9時半に天神平(1300m)に到着。目指す谷川岳山頂は雲で見えない。 テンション下がりまくり。↓↓↓(;o;) |
霧の中の新緑と残雪 |
急斜面の雪渓はアイゼンを付けて |
軽く準備運動をし、9時45分にスタート。 去年夏に西黒尾根から登って、下りにこの天神尾根を通ってるので、大体のコースは把握している。 眩しい新緑の下、所々残る雪渓を慎重にトラバースし、40〜50分で熊穴沢避難小屋に到着。 ここからしばらくはきつい急登が続く。 やがて森林限界を越え、視界が広がるが、一面真っ白ガスの中。 |
雲のトンネルを抜ければ青空だ! |
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ガスが抜け、視界良好。\(^o^)/ |
新緑眩しい天神尾根 |
周りの景色と行き先が見えない登山はホントキツい。(+_+) ただの苦行でしかない。 俺はメンタルからへたばる方なので、山頂での楽しみが無いことで、かなりバテバテ。 もうこの辺で引き返そうか、かなり葛藤したが、先に行きたい妻に引っ張られ、もうちょい、もうちょいと我慢。 あとで思い起こせばここでホント引き返さなくて良かった〜。(*^^*) |
何とかガレ場を登りきり、夏は永遠階段が続く肩の小屋手前の斜面が大雪原に。 これを見て一気に気が楽になり、テンション↑↑↑。 だって自分の歩幅で登れるし、階段よりはるかに楽なんだもん。 アイゼンを装着し、ギシギシと雪を踏みしめ登って行く。 約200m程で雪の斜面は終了。 その先すぐに肩の小屋が見えて来た。 そのままスルーし、山頂へ。 |
新芽も萌える |
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12時に山頂トマの耳(1963m)に到着。 相変わらずガスの中。視界は100mほど。隣のオキの耳すら見えず。(泣) 去年も一昨年も同じ様な天気だったな〜。ついてない。 その、もう一つの山頂オキの耳(1977m)には10分程で行けるが、景色も期待できそうにないので、次回に取っておくことに。去年と同じこと言ってるな〜。 いつになったら本当の山頂であるオキの耳に行けるんだろ。 トマの耳でカップラーメンを食い、腹ごしらえ。 |
慎重に雪渓をトラバース |
残雪と新緑のコントラストが美しい |
ちなみに、「オキの耳」「トマの耳」と二つの山頂があるが、語源は「奧の耳」と「手前の耳」が訛って、オキとトマになったらしい。 13時に下山開始。 同じ道を下る。雪原を過ぎた頃、一気にガスが消え、上空の重い雲も抜け、真っ青な空が広がった。\(^o^)/ 麓のみなかみの町並みから、赤城山、武尊山、浅間山まで一気に視界がクリアに。 うっひょ〜。これだよこれ。やっぱ山はこうでなくちゃ!!疲れもぶっ飛び、二人とも超ハイテンション。↑↑↑(^-^) 登ってきた尾根道が手に取るようにわかる。 陽に照らされた残雪と新緑のコントラストが美しい。 少し下りては景色眺めの繰り返しで、なかなか先に進めない。 |
雲が抜け、谷川岳山頂が見えるように 向かって左がトマの耳、右がオキの耳 |
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残雪少ない一の倉沢 |
ロープウェー天神平駅には15時半に到着。 登りより時間かかってるじゃん。(^_^;) 宿に行くにはちょっと早いので、一ノ倉沢へ。 何度来ても素晴らしい景色。落差1000mの大迫力の岩壁が迫りくる。 しかし今年はホント雪が少ない。 例年だとこの季節は沢沿いにも雪が1〜2m程あるのだが、今年は写真の通り全く無し。温暖化まっしぐらって感じですわ。 ホント大丈夫かな!?>地球 |
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お世話になった「民宿たむら」 |
評判通り清潔感いっぱいの館内 |
16時半になり、宿がある湯の小屋温泉へ。 この辺りのいつもの常宿ユースが、この週末予約不可で、電話しても全く出ず。たまには他の宿に泊まるか、とリサーチかけて、クチコミでの評価が高い「たむら」を見付けた。 全5部屋のこじんまりした民宿だが、2005年にリニューアルされて、雑誌、旅番組に度々取り上げられているそうな。 |
2人では大き過ぎる風情ある露天風呂を、追加料金なしで何度でも貸し切りにできる。 特に気に入ったのが、ヘルシーな料理。山菜を主に、彩り鮮やかな手の掛かった純和風で、どれもこれも、素材の味が生かされてホント美味い。 部屋は少し狭いが、内装、インテリアは黒に統一されて、民宿とは感じさせない高級な雰囲気に仕上げられている。 リピーターが多いのも納得。また泊まりたくなる宿。 さぁ、明日はラフティングだ! 予報では雨。天気が心配だけど、どうせ濡れるんだ。構いやしない。 では、おやすみ〜。(-.-)Zzz・・・・ |
風情ある大きな露天風呂を貸し切り |
目でも口でも楽しめるヘルシーな料理 |
5/24(日) 〜2日目〜 |
朝7時に起き、早速露天風呂へ。 朝から贅沢なひとときだ。\(^o^)/ 朝食も期待通り、素晴らしい。普段朝はほとんど食べないが、美味しさに食が進み、おかわりしちゃったよ。 今日の天気は曇り後雨。今は降ってないが、これから降りそうな気配。 今日の予定は、午前中イチゴ狩り、午後にラフティングと、豪華二本立て。(^o^) 9時半に「たむら」さんチェックアウト。 早速イチゴを狩りに、新治村フルーツ公園桃李館へ。 イチゴもさすがに終盤。事前にいろいろリサーチしてみても、もうここしかやってない。 受付で聞いてみると、本日最終日とのこと。しかも1割引で¥900。時間制限もなし。 ギリギリセーフ。ラッキー。(^o^) |
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朝食も手の込んだ料理が並ぶ |
シーズン最後のイチゴ狩り |
10時半戦闘開始。さぁ食うぞぃ! 章姫、やよいひめ、とちおとめと種類も豊富。たださすがにシーズンも終わり。小粒だったり、水分飛んでしまったものだったり、が目立つ。 味は、ん〜。。。たまに激ウマに当たるが、7割方酸っぱかったり、水臭かったり。まぁ6月目前でのイチゴだもん。仕方ないか。 格安で時間制限なしだし、全然OKよん。(^^) 12時近くまで約1時間、食べまくりました。 さすがに飯は食えん。って、最初からイチゴを昼飯代わりにするつもりだったけど。(^^ゞ |
ラフティングの集合時間は12時50分。俺らは午後の半日ツアー。 今回お世話になるのは、宿が手配してくれた、カッパCLABと言うアウトドアツアー会社。 他にもシャワークライミング、ハイドロスピード、冬はバックカントリー、スノーシューツアー等も主催している。 早速受付へ。 「はい。午後のラフティングツアーは、どはっち様お2人だけとなります。なので、私達ガイドが4人乗り込んで、お供します!」とのこと。 なに〜。2人とも初ラフティングなのに大丈夫なのか〜。。。ちと心配。 逆に考えれば、超VIP待遇じゃん。(^o^) |
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ガイドのシンゴちゃんにいろいろ手間掛けながら、人生初ウェットスーツに袖を通す。 痩せておけば、とは後の祭り。腹の肉をジッパーにねじ込み、何とか装着完了。 まるでモビルスーツになったかの様に、動きがロボットっちっく。(^^ゞ 妻もこの1年で相当キテしまったらしい。苦しいの連発。 だけど、今は雪解け水なので、ここまできっちり隙間なくしとおかないと、水が侵入し、身体が冷えてしまうとのこと。 車に乗り込み、スタート地点に向かう。 まずはシンゴちゃんの楽しい話を織り混ぜながらの講習。 ボートへの足の固定の仕方、パドルの漕ぎ方、もし落ちてしまった場合のレスキューのされ方、難所をクリアした時はパドルを上げてナイスクリア!等の基本を習う。 |
やがて利根川の激流が襲い来る |
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一番の難所「龍の背」を何とかクリア |
同乗ガイド4人+カヤックでの先行ガイド1人+所々の撮影ポイントに先行して撮ってくれるカメラマン1人の、計6人のスタッフに囲まれて、14時ちょい前に初ラフティングは出航した。 午後から雨の予報は大外れ。青空が広がり、陽が射すように。 川面はキラキラ輝き、新緑はより一層映え、川からの眺めはいつもの道からとは全然異なり、しばし見とれる。 が、間もなくして利根川の激流が始まった。雪解けで、1年で一番水量が多い時期。激流も半端ない。 バッシャーン。ザッブーン。グェッ。水飲んだ。 「大丈夫です。谷川の水です。いくら飲んでもタダです。」(笑) |
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最後はみんなで寝そべってハイポーズ! |
はい、前漕ぎ!後ろ漕ぎ!えっ、この激流で? ぶっ飛び中はパドル届かへんっちゅうねん!怖い〜。(+_+) 何とかクリア。皆でバドルを合わせて「ナイスクリア!」↑↑↑ この迫力とアドベンチャー感、たまらなく楽しい。 何だろうこの感覚。子供の頃に感じたあの感覚。 気づけば完全に童心に帰ってたよ。(^o^) やがて浅瀬が見えてきた。本当なら半日コースはここで終了とのこと。しかし、今日はお2人だけなので、この先もうしばらく行きましょう!と、嬉しいサービス。 約3Km程延長し、周りを見ればもう月夜野。 トータル距離は約15Km下ったとのこと。すげ〜。 15時半に岸辺に接岸。約2時間の大興奮のラフティングは終了〜。 あ〜、病みつきになりそう。また夏に来るかな。(^^ゞ |
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カッパCLABのガイドに見送られ、帰路に。 17時水上I.C.から乗り、途中花園でいつもの渋滞にハマるも、比較的スイスイ。 20時過ぎには帰宅できた。 谷川岳登山、たむら宿泊、イチゴ狩り、ラフティングと、4つの大きなイベント目白押しで、ちと疲れたわ。 内容盛りだくさんの楽しい群馬の旅でした。 漕ぎまくりで肩が上がらんぞ。(+_+) |
2009.05.31 記 |