’08・夏 中央アルプス 宝剣岳・三沢岳登山

'08/07/19


一気に2600mの世界へ
駒ヶ根インターには深夜2時過ぎに到着。
菅の台駐車場で、朝5時まで仮眠。
5時半のバスに乗りしらび平へ。そこからロープウェイに乗り、7時過ぎに標高2600mの千畳敷カールに到着。

予定は宝剣岳(2928m)から島田娘へ。そこから三沢岳(2846m)への日帰り。
山ベテランの友達から、中央行くなら三沢岳は眺めも良く、花もいっぱいで是非!と勧められた山。
残雪残る千畳敷カール
左に見える宝剣岳に向け八丁坂を登る
快晴の元、千畳敷カールを行く。
やはり本物のアルプスの後。スケールがショボく感じられてしまう。(^_^;)
まぁ、数年前に一度来たことあるってのもあるけど。
さすが三連休初日、しかも快晴。八丁坂は数珠つなぎ。(@_@)

先週の西黒尾根からの谷川岳の好影響か、全く疲れ知らず。(^o^)
ちょっ早で、乗越浄土に到着。
見事な晴天。雲がいい感じで綺麗だ。
眼下に登ってきた千畳敷カールが広がる。そして相変わらずモリモリの人の列。


千畳敷カールを振り返る

つづら折りが続く八丁坂

乗越浄土から振り返る

吸い込まれそうな青空
宝剣岳へは岩場を登る。
乗越浄土から約15分で頂上。
ロープウェイ降り場から、たった1時間足らずで3000m峰に立てるなんて、何とも楽だな〜。

宝剣山頂までは岩場が続く

気を引き締めてしがみつく

中岳の左に僅かに乗鞍岳

堂々たる御嶽山

宝剣岳山頂

中岳の向こうに見える槍、穂高の峰々

南アルプス越しの富士  眼下には駒ヶ根市街
頂上からは、西にどでかい御嶽山、南にこれから向かう三沢岳と中央アルプスの稜線遥かに空木岳、東に甲斐駒から荒川岳に連なる南アルプスとその向こうに富士山、北に中央アルプス最高峰の木曽駒ヶ岳と、遥か遠方に北アルプス穂高、槍。
日本の屋根を一望。(^o^)
山頂からは南の岩場を下りる。結構本格的な岩場。
登山マップ上は点線(より注意要)になっているが、鎖、足掛けがきっちり整備され、ほとんど心配するところなく、適度な緊張感を持って、楽しめたよ。

宝剣山頂からの千畳敷カール

左、中央アルプス主稜線 右、三沢岳
島田娘には10時過ぎに到着。ここでちょっと早目の昼飯。
大パノラマをおかずに弁当と味噌汁を喰らう。
デザートは隣の年輩ご夫婦から頂いたミカン。(^_^)
しかし暑い。強烈な陽射しが容赦なく肌を焼く。顔は日焼け止め塗ったが、腕はすっかり忘れて、既にヒリヒリ。(>_<) ホンマアホだわ。

宝剣中腹より御嶽遠望

痩せ尾根を行く 左右は断崖絶壁

チングルマが咲き誇る
11時、三沢岳に向けて出発。
島田娘からはしばらく下る。
途中イワカガミとチングルマの群落があり、案の定俺らここで足止め。(^_^;)
あっちもこっちも、一向に先に進ま(め)ない。
2、30分はいただろうか。

三沢岳とチングルマ

花で足止め f(^_^)
先に進もう。三沢岳までは綺麗な稜線上に、これから向かう道が見えている。
しかし歩いてみると、胸の高さまでのハイマツが生い茂り、掻き分けて行かないと前に行けない状態。
メインルートから外れるので、登山者も少ないからか。
二人して「眠い。もう飽きた。」(-_-;)
途中の岩場でゴロンと横になり、昼寝。(-_-)zzz

何と言う花だろう? 可憐な白い花

日本のエーデルワイス ウスユキソウ

三沢岳への登山道

左から木曽駒、中岳、宝剣岳
30分くらい完全にシャットダウン。腕のヒリヒリで起きた。
時間は13時。山頂まであと30分もあれば行けるだろう。
だが俺らは山頂ゲッターではない。
景色も十分楽しめたし、またハイマツ掻き分けて行く必要もない。
引き返そう。
切り替え早っ!(^_^;)

千畳敷カール 今年は雪が多いらしい
来た道を引き返し、約1時間で島田娘に到着。
時間は14時過ぎ。そろそろ下りねば。
極楽平からカールへ下り、ロープウェイ駅には15時に到着。
やはり予想通りの混雑。整理券をもらうと、2時間待ち。
まぁ計算済み。俺らは17時の下り便なので、それまで千畳敷カール内を散策。
整理券はいいね。並ぶ必要もなく時間を有効活用出来るし、ショップやレストランにしてみれば、お金を落としてくれる訳だし。

17時半駐車場に到着。今夜はすぐ近くのペンション、「アクア・フォレスタ」泊。



2008.8.5 記

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